2023/09/11
姿勢改善のための『体幹トレーニング』
皆さん、こんにちは。
いつもソナーレ杉並上井草のブログを閲覧いただきありがとうございます。
作業療法士の林 文哉です。
さて、皆さんは『体幹』という言葉を耳にされたことがありますか?
スポーツ界やリハビリ業界では使用頻度の高い用語ですが、最近ではテレビや雑誌などで取り上げられる機会も増えており、広く一般にも浸透しつつありますね。
『体幹』とはつまり、上肢、下肢、頭部、顔面を除いた身体の部位で、胴体部分の筋肉や骨、内臓を含めた部分を表します。
体幹トレーニングによって使われていない筋肉を使うことで、硬くなりやすい筋肉の柔軟性を引き出し、身体全体をバランスよく動かすことが可能になります。
体幹の筋肉が効率よく働いて柔軟性が得られると、良い姿勢が保てるほか、立位の動作、歩行の安定性、内臓の働きや呼吸機能の改善につながるとされています。
脳トレの課題を大型スクリーンに投影して、皆様で頭の体操をしたあと、いよいよ体幹トレーニングへと入っていきます。
当ホームでは週4回、リハビリ職監修の脳トレと体操を、テーマに沿って実施しています。
体操の内容は、ご入居者の身体の悩みや、私たちリハビリ職が関わっていくなかでホーム全体の課題と認識していた『姿勢』をテーマに、様々な体操メニューをオリジナルで作成しています。
手足を動かしたり、挙げた状態を維持したりして腹筋や背筋などの体幹を鍛えます。
途中に休憩を挟み、ちょっとした談笑でホッとひと息。
その日参加されているご入居者の身体の具合や反応をみながら、15分程度のプログラムを実施しました。
最後は深呼吸で終了。
体幹トレーニングは地味できついイメージが強く、長続きしないといわれています。
当ホームでは『楽しんで行っているうちに健康になれる』ことをコンセプトにしており、毎回、多くの皆様にご参加いただています。
これからも、皆様の健康増進につながる体操を実践してまいります。
どうぞご期待ください!