2025/01/03
『フレッシュ・アーティスト・コンサート』~東京二期会の皆さんをお迎えして~
五感で冬を感じる今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
ライフマネージャーの築田です。
ソナーレ杉並上井草では、ご入居者の皆さまに、上質な音楽や歌を楽しむことで心の中から健康になっていただくことを目指しています。
これを実現させる取り組みのひとつとして、以前より『東京二期会』所属の歌手の皆さまをお招きした本格的なオペラコンサートを開催しております。
今回は、去る12月13日に開催した『東京二期会フレッシュ・アーティスト・コンサート』の様子をご紹介いたします。
写真左から、豊島ゆきさん(メゾソプラノ)・澤原行正さん(テノール)・古野七央佳さん(ピアノ)です。
ここで東京二期会のご紹介をいたします。
声楽家団体『二期会』は、1952(昭和27)年当時最も盛んな演奏活動を行っていた若手声楽家ソプラノ三宅春惠、アルト川崎靜子、テノール柴田睦陸、バリトン中山悌一の4名が中心となり、志を同じくする12名の声楽家とともに結成されました。
『二期会』の名称は、それまでの我が国におけるオペラ・声楽運動を第一期とみなし、その時代の先人たちの労苦を偲ぶとともに、その遺業を継承し、さらに発展させることを使命とする次世代の集団であるとの自負から名付けられました。
「オペラ公演」「声楽家サークル」「音楽事務所」「オペラ研修施設」などの活動の中で、オペラ公演を安定して継続させるには強力な財政基盤と確実な支援体制の必要性から、1977(昭和52)年6月に文部大臣の認可を受け、二期会オペラに関する公演活動を行うことを目的とした法人、『財団法人二期会オペラ振興会』(当時名称)として設立され、『二期会』と共に日本最大の演奏団体として日本におけるオペラの普及と発展に向け、質の高い公演を行ってきました。
その後、『二期会』結成53年目の2005(平成17)年9月の解散により、現在は『公益財団法人東京二期会』の声楽会員組織『二期会』として包含されましたが、会員、準会員合わせて2,700名を超し、従来と同様の活動をしています。
同会メンバーの方々によるコンサート企画にいたった経緯としては、コロナ禍で「歌手の活動の場が減った」という歌手の皆さんと、同じく「イベント開催の機会が激減した老人ホームのご入居者の皆さまに本物のオペラを届けたい」というホームの想いが合致したことによります。
長引くコロナ禍での度重なる延期を乗り越え、昨年、系列の「ソナーレ石神井」を皮切りに、各ホームで上演していただいております。
東京二期会についての詳細情報や今後のコンサート情報などにつきましては、同会ホームページをご覧ください。
https://nikikai.jp/
※東京二期会ホームページ引用
東京二期会フレッシュ・アーティスト・コンサート
~演目~
1.ヴェルディ『椿姫』~「乾杯の歌」
2.サン=サーンス『サムソンとデリラ』~「あなたの声に私の心は開く」
3.ヴェルディ『リゴレット』~「風の中の羽根のように」
4.季節の歌 「White Christmas」
5.ビゼー『カルメン』~「ハバネラ」
6.ビゼー『カルメン』~「花の歌」
7.ビゼー『カルメン』~「終幕の二重唱」
8.「きよしこの夜」~お客様と一緒に~
ご入居者の皆さまは、フロアに響き渡った迫力ある生の歌声に、心と身体を揺さぶられたご様子で、熱心に聴き入っていらっしゃいました。
2025年1月も当ホームにお招きする予定ですので、どうぞご期待ください!